• 2022/06/08
  • 歯科コラム

歯垢染色剤

こんにちは
新浦安ハーヴェスト歯科・矯正歯科です。

本日は『歯垢染色剤』のお話です。



歯垢染色剤は、歯肉縁上プラークを確認する手段として利用します。
タンパク質への着色性がよい色素の性質を利用して、歯垢を染色しています。

染色剤は食品にも使用されている色素を使用しており、菓子類やハム、かまぼこなどの色づけにも使用されています。
以前はビスマルクブラウンやフクシンを使用していましたが、発がん性・染色性の問題から使用されていません。

歯垢染色剤は様々なタイプがあります。

①錠剤タイプ
②液体タイプ
③ジェルタイプ・歯磨剤含有タイプ

学校等で行う染め出しには錠剤タイプのものが一般的で、錠剤は準備・方法が簡単なため集団応用として利用されます。

液体タイプは取り扱いに注意が必要で、主に医院内で専門家が患者様に対して行います。
局所的に使用したり、口腔内全体に使用したりして歯垢を確認します。
2色性の染色液もあり、青と赤に染め分けます。
古い歯垢は青、新しい歯垢は赤に染めだし、ブラッシング指導にとても有効です。

ジェルタイプや歯磨剤含有タイプは、歯ブラシにつけ磨き残しの確認に使用します。
参考文献:医歯薬出版株式会社 歯科予防処置論・歯科保健指導論

このように様々な形状の染色剤が存在し、一般用市販薬品として、インターネットなどで簡単に入手することが可能です。
ただし、正しい使用方法でなければ歯垢を的確に染色することができないので注意してください。
また、衣類を汚してしまうことがあるので襟元まで覆うようなタオルやエプロンを着用し行いましょう。



どこに磨き残しがあるのかを鏡で確認し磨きましょう。
鏡で確認することで歯垢除去率は上がります。

歯垢が停滞し続けると、カルシウムが沈殿し石灰化します。
これを歯石といい、歯石は専門家による特殊な器具で除去しなければ取り除くことが出来ません。
解剖学的に歯石になりやすい場所がありセルフケアのみで予防することは困難ですが、最小限にとどめることは出来ると考えられます。
また、ほとんどの歯科医院では専門家によるブラッシング指導を行っております。
歯科衛生士が、歯垢染色剤を用いて磨き残しを確認し個人に合ったブラッシング方法をお教えします。
自分自身で行うよりも的確に染め出すことができ、歯磨きのアドバイスがもらえるので予防効果が確実に上がります。
ブラッシング指導を受けた後は、自分自身で行っていかなければなりませんので継続して正しい磨き方で行うことが重要です。

政府の方案で、国民の歯科検診の義務化が明記されました。
超高齢化に伴い医療費の削減が目的ではありますが、歯科疾患が全身に及ぼす影響を国民全員が認知し、お口の健康から考え直す良いキッカケとなりましたね♪












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